一部分だけ刃先レベルが高い(または低い)と、いつも通りに使用しているつもりでも、当て板に必要以上に食い込み、刃こぼれをおこしてしまう確率が跳ね上がります。
その結果、シートの切れ不良やバリといった製品への影響のみならず、当板の消耗頻度が上がるのはもちろん、最悪の場合、プレス機への負担増による故障の原因にもなりかねません。
「イマイチ綺麗に抜けないんだよなぁ……」
その木型、刃先レベルのバラツキが悪さしているかもしれません。
ノダには、刃先レベルのムラを数十ミクロン(~0.09㎜)以内に収めるように要求されるお客様もおられます。
そのようなお客様に鍛えていただいた職人の妙技を、ここまでお読みいただいたお客様にこそ、堪能して頂きたいのです!!
次回は、そんな刃先レベルを均一にするための要素でもあり、成型抜型の肝である「設計」のお話です。