『事業承継~次世代の問題~』
2019.06.05
思うこと
先日、同業者でもある友人と話をしている時に
「次の世代」をどう考えているか?
と質問を受けました。
正直なところ自身の中でも混乱中です。
数年前なら答えを持っていましたがコレだけ変化の激しい時代で
”次世代”と言う概念が大きく変わりつつあるように感じるからです。
我々の製造業は日本国内において
終わったコンテンツと呼ばれても仕方がない現状です。
価格を問われると高コスト体質でモノを作るには限界があるし、
日本が高品質を売りにしていた時代は今は昔で、
中国や韓国を含めたアジアのクオリティはほぼ横並びと言っても過言ではない。
クリエイティブな発想は海外から発信され、イノベーションが起こり、
“モノづくり”は日本の十八番ではなくなった。
そんな環境下で成長を続けるには既存のやり方では通用しない。
なんならコアビジネスや事業領域さえ変化せざるおえないとも考えます。
次世代に対する教育や引き継ぎも同じで
従来通り若い世代に事業を引き継ぐ・・・
と言うステレオタイプの発想にどこか違和感を感じるのです。
ノダの社員2/3は外国人です。
その中の優秀な人材がもしかすると経営者に選ばれるかも知れない。
木型の産業は縮小傾向にあるのは事実です。
現在力を入れている関連事業から代表になる人材が台頭するかも知れない。
ノダは仕組み作りに力を入れる会社です。
AIやIOT化が進み収益モデルや組織の在り方が変化すれば社長なんて必要ないかも知れない。
僕も46歳、事業承継や次世代の問題を考えるに早い年齢ではありません。
早々に着手していかなければ会社は衰退の一途を辿るでしょう。
生き残る事すらままならない時代。
勝ち方が変化する時代。
バトンをどう渡して行くかは大きな課題です。